全労協/ 集団的自衛権行使容認に抗議 / 全労協新聞 2014年10月号


集団的自衛権行使容認に抗議

戦争をさせない

9条壊すなと総行動


 九月四日、日比谷野音で「戦争をさせない1000人委員会」と「解釈で憲法九条を壊すな!実行委員会」が主催する「戦争させない九条壊すな総がかり行動」が開催されました。安倍政権による集団的自衛権行使容認の閣議決定抗議するこの集会には、全国から五五〇〇人が集まり銀座にデモ行進を行いました。

 1000人委員会呼びかけ人の山口二郎さんが「閣議定を許してしまったが、関連法案など闘いはこれからだ」と開会挨拶。小室等さんの黙唱に続き、雨宮処凛さんは「究極の貧困ビジネスが戦争だ。アジアとの緊張を言う前に仲良くすることが大切だ」と訴えました。なかにし礼さんの詩を講談師の神田香織さんが読み上げ、落合恵子さんは「国民の命と安全を守らな安倍政権に対し賢い不服従を貫こう」と発言しました。

 日弁連憲法問題対策本部長代行の山岸良太さんと立憲デモクラシーの会の中野晃一さんが連帯挨拶を行い、沖繩からは高良鉄美さんが強引に進められる辺野古新基地建設の問題点を指摘し、沖縄の彫刻家金城実さんは「軍隊は住民を守らないことは沖縄戦わかった。小さな者をバカにする権力は滅びる」と安倍政権に強く抗議しました。

 十月十七日には日比谷公会堂にて「戦争をさせない東京1000人委員会」主催の「1017戦争への道をゆるさない東京集会」が開催され、東京全労協の纐纈議長が決意表明を予定しています。