全労協/ 9・4日比谷野外音楽堂へ / 全労協新聞




戦争させない 9条壊すな
総がかり行動に結集しよう



七月、安倍政権は集団的自衛権の行使容認を閣議決定し、次々に日本が戦争に参加する体制づくりを急いでいる。政府は労働者・市民の意見を一切聞くこともなく、国会議論を経ることなく既成事実を積み上げようとしている。まるでヤクザまがいのやり口である。

積極的平和主義として最初に実施したのは武器輸出禁止三原則を防衛装備品移転三原則と言い直し、ミサイル等武器の日米共同開発やその輸出承認、兵器国際展示会への出品であった。そして、いま自衛隊の国軍化へ即ち、専守防衛のための自衛隊から国益のために積極的に展開する軍隊へと転換させることに必死となっているのである。

そのために自衛隊オスプレイが必要であり、上陸作戦に欠かせない強襲揚陸艦が必要であるとして導入計画を着々と進めているのである。こうしたオスプレイ強襲揚陸艦の導入は既に既成事実として一切の議論もないままに、問答無用と来年度の予算に組み込まれようとしているのである。

安倍政権ではまるでヤクザまがいのやり口が当たり前になろうとしているのである。反対意見や少数意見に配慮を行わず、民主主義を否定し、憲法を破壊して思いのままに権力を振り回しているのである。日米安保を文字通り日米軍事同盟として、日米軍が一体となって共同作戦を行おうというのである。そこで犠牲になるのは自衛隊の隊員であり、労働者市民であり、日本とは直接当事国となっていないままに戦争にまきこまれる国々の労働者・市民である。「戦争する国」を拒否する大きな闘いを作ろう。

安倍首相のこの無法なやり口を押しとどめるために私たちは全力をあげよう。九月四日「戦争させない九条壊すな総がかり行動」(会場/日比谷野音・十八時〜主催/戦争をさせない一〇〇〇人委員会)に結集し、憲法を守る闘いを更に大きく拡げていこう!


戦争をさせない一〇〇〇人委員会