全労協/ JAL闘争の勝利をめざす京都共闘会議 / 全労協新聞 2014年8月号

全労協/ JAL闘争の勝利をめざす京都共闘会議 / 全労協新聞 2014年8月号




●JAL闘争の勝利をめざす京都共闘会議
京セラ株主総会で稲盛会長
「義侠心でがんばった!」?

二十年ぶりの京セラ株主総会だった。

かつては京都・山科の手狭な本社の二階だか三階で、それでも空席がたくさんありせいぜい一〇〇~二〇〇人くらいの参加で、総会屋と思しき声のでかい掛け声要員・拍手要員がいた。それが今回はどこの会社もそうらしいが、そういううさんくさいのは一掃され、年金生活者とおぼしき方々が八~九割で、伏見区京セラ本社百メータービルのり、三~四〇〇人くらいの参加だったろうか。

六月二十六日、京セラ株式会社の株主総会は山口悟郎代表取締社長の司会進行・報告・提案で開会された。

私は、挙手をして「会社事画・方見」の二点を述べた。京セラて、稲盛和夫名誉会長が当時会長をし、今も名誉会長をしているJAL・日本航空の二〇一〇年大晦日に行われたベテランパイロットと客室乗務員一六五人の解雇・首切り問題である。

今、JALでは「京セラフィロソフィー」ならぬ「JALフィロソフィー」がパイロットに配られ、二十万円のジェット燃料費を浮かすため、台風の雲を突っ切ったり、「利益なくして安全なし」と稲盛和夫氏に心酔していると言われる植木社長は「安全などと言うことは、京セラのように内部留保金が一億円を越してから言え」などいう、深刻な事態となりJALの安全が危される事態が続いている。

この六月五日にもパイロ原告団の高裁判決の日にJALでシステム障害が発生した。第二の御巣鷹山事故など起こったら、京セラも直接・間接に大変な被害を蒙るし、それ以前に人道上あってはならない。

そのためにもこの解雇問題の早期解決が京セラ事業のためにも必要だと思うが見解を示してほしい、と述べた(原発と自然再生エネルギー問題についても発言)。

は、

①JALの解雇は裁判所が決めたことで、私が決めたことではない。再建に当たって必要なことをすべて裁判所が決めてやった。

②安全無視などして航空会い。そんなことをやったら会社がもたない。

③こういう株主総会でも誹謗中傷されているが、私は政府に頼まれて、世のため人のため、義侠心でやったこと。おにぎりを食べながらがんばった。

……というものであった。

(稲村守事務局次長)