全労協/ 沖縄反基地闘争 / 全労協新聞 2014年8月号

全労協/ 沖縄反基地闘争 / 全労協新聞 2014年8月号




全国で安倍政権にNO!の闘い

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▲出入りする米軍車両に抗議行動


●沖縄反基地闘争

高江、辺野古
支援体制づくりを


七月に入り強引に基地建設工事強行する沖縄防衛局の動きに対応するため、東京労組の石原執行委員と私は、沖縄一坪反戦地主会関東ブロックからの派遣により、高江ヘリパット阻止行動と辺野古新基地建設反対協の支援に、現地に駆け付けた。

私たちは全労協に集う仲間たちの思いと、東京全労協中心となり横田基地反対行動に取り組む「米軍基地反対する実行委員会」から現地へのカンパを託され、六日夕方に高江に着いた。高江へのカンパを清水代表に手渡し共に闘うことを宣言した。

翌七日は八時半から、シュワブゲート前で総勢百人による抗議集会が、ヘリ基地反対協・安次富共同代表の挨拶で始まった。糸数恵子衆議院員ほか来賓の挨拶、山城博治平和運動センター議長による力強いシュプレヒコールが鳴り響き、出入りする米軍車両には【Marine go 】【o e war!】等々声を大にしてぶつけた。彼等はニヤニヤと笑いながら手を振り素通りしていき、施設関係者に対しては「工事をしないでください」と訴えた。

翌日に迫った台風八号の影響で工事は延期になり、安次富さんに辺野古支援のカンパを手渡し、共に頑張ろうと固い握手を交わした。高江の会議では「高江の阻止活動の核となる人物が五人程と少ない支援者で、沖縄防衛局や警察からの弾圧も考慮し、激化する闘争にも対応しなければならない」と厳しい実情を知られた。


一進一退の攻防


九日、まだ強風が吹く中、責任者が早朝からテントの点検に出かける。台風の余波の中、万が一にも工事車両がきてはと、交代で見張りに付いた。私たちは十二時~十四時まで担当し、翌日からの行動う。十日、シュワブゲート前行動では三十人の参加者による集会・デモが敢行された後、翌日からの行動に関する議論等が行われた。今後の動員要請や集会開催時間等につき議論が白熱した。

十一日、早朝より快晴、三〇℃を超える中で抗議集会が始まり、テント補修作業をしていた私に「人数が足りないから直ぐに来てくれ!」と一報が入り、ゲート前に駆け付けると、四十人の参加者と公安・警察による一進一退の攻防が繰り広げられていた。

参加者が少ないと見るや強引な手法をとる沖縄防衛局と公安に対し、参加者の怒りのシュプレヒコールが轟いた。四十人でのデモ・シュプレヒコールで事実上のゲート封鎖ができたことに、歓喜に沸いた。

十二日、シュワブメインゲートは静かだが、新たに作られたゲートでは立哨が立ち、米軍車両が出入りを始めた。「ここからも機材搬送がされそうだ」と戸惑いが隠せなかった。

辺野古テント前の海岸に台を、手分けして浜掃除した。高江から責任者が来て「今朝四時過ぎに県警が様子を見にきたぞ」と報告があり緊張が走った。

各責任者から「県議会が十五日に終わると十六日から工事強行が予想される、海上鎖のカヌーは用意したが、ベテランによる指導が追い付かない状況で海上封鎖ができるか、三ヶ所あるゲート全てに人員配備が必要ではないか、しかし、シュワブに集中すれる。」等、沖縄現地だけでは限界があり、如何に本土からの支援が欠かせないかが課題だ。

今回の沖縄行動では、一人でも多くの仲間に一日でも参加してもう体制作りが最大の問題だと思い知らされた。

全労協全国一般東京労組東急分会江田孝)