全労協/ 閣議決定抗議デモに 沿道から声援・拍手 / 全労協新聞 2014年8月号

全労協/ 閣議決定抗議デモに 沿道から声援・拍手 / 全労協新聞 2014年8月号



全国で安倍政権にNO!の闘い

スクラムユニオン・ひろしま

閣議決定抗議デモに
沿道から声援・拍手


七月四日、原爆ドーム前で開催された広島弁護士会主催の市民集会・デモに労働者、市民八五〇人が結集し、安倍政権が強行した集団的自衛権行使容認の閣議決定を怒りを持って糾弾した。この集会には、本当に危機感を持って多くの労働者、市民が参加した。特に女性たちの参加が目立っていた。

広島弁護士会の舩木会長は、一内閣の閣議決定によって解釈改憲が行われたことの意味の持つ重大性を指弾した。これは、まさに民主主義の否定であり、憲法の否定であり、日本の国家のあり方に関わる問題である、と。このあいさつの後、マイクを握った若い女性は「私たち母親は、命をかけて子どもを産みました。その子どもをお国のためになどと言って殺されたりするのは認められません」と集団的自衛権行使の持つ本質的危険性を指摘した。

その後、広島市内中心部を約一時間にわたってデモ行進したが、市民の反応がはっきりと違っていた。沿道からデモに参加する人、拍手してデモを迎える人、手を振る人、頑張れと声援する人、手応えが全く違っていた。これは安倍の進める集団的自衛権行使への危険性を肌で感じ取っているからであろう。

今後、被爆ヒロシマの責任からしても、安倍政権の暴走を食い止める役割を果たしていかねばならない。

(土屋信三)