4/15 14春闘勝利中央総行動(東京) (案内)

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中小・非正規・外国人労働者の大幅賃上げを実現しよう

 3月12日、大手企業は一斉に今年度の賃金引き上げを回答した。トヨタ自動車定期昇給と2700円のベースアップ実施、一時金は満額受け入れ(244万円)を回答した。目産白動車の3500円など各企業は6年ぶりにベースアップの実施を回答した。

 しかし、中小・零細企業労働者の賃金引き上げは遅々として進んでいない。4月から消費税が引き上げられ、中小下請企業はその引き上げ分を価格に転嫁できず、大手取引先から更なる値引きを強要されて苦しんでいる。そして、派遺やパート、契約などの非正規労働者外国人労働者は賃上げの埓外におかれ、正社員の隣で厳しい現実を突きつけられているのである。既にマスコミからは春闘」の報道は姿を消している。

 私たちの仲間はストライキで闘いを続けている。全港湾による三波に及ぶストライキや相模鉄道労組、関東バス労組など私鉄総連傘下の中小労組がストライキを実施して成果を上げていることも伝わっている。安倍首相と経団連、一部大労組の談合によるパフォーマンス『官製春闘』は経営側の賃上げ拒否が「利潤第一・人件費抑制策」によるものであり、賃上げの余力は有り余っていることを示している。闘えば確実に成果を獲得できるのである。


安倍首相のパフォーマンス、消費増税隠しを許さず
3・28 経団連包囲行動を4・15中央総行動ヘ

 3月28日経団連前に14けんり春闘実行委員会の仲間90名が結集し、「消増税反対!中小非正規労働者に賃上げを!」をスローガンに要請行動を展開した。集会は柚木全労協常任幹事が司会を担当し、田宮・中小ネット代表が主催者を代表して挨拶を行い、4月から強行される消費税の引き上げが、労働者の生活を直撃するばかりか、グローバル大企業は輸出戻し税で潤いながら中小下請け企業に単価引き下げを強要し、中小非正規労働者の賃金引き上げを妨害しようとしていることに厳しい批判が述べられた。そうした様々な事例として、争議を闘う労組から発言が行われた。最初に東京メトロ売店で働く全国一般東京東部労組メトロコマース支部かち昨年のストライキによって雇用継続を勝ち取り、今年も5月1日のメーデーストライキを準備していることが報告された。続いて日本航空の解雇撤回を闘うJAL原告団から安全を脅かす労務策との闘い、解雇撤回を求め続ける決意が述べられ、5月15日、6月5日に高裁判決を迎える裁判闘争への支援が訴えられた。続いて印刷会社で偽装倒産により全員解雇され、解雇撤回を闘っている東京労組フジ美印刷分会から新たに組合員に対して損害賠償攻撃が仕掛けられている報告がなされた。

 こうした理不尽な攻撃に対して経団連に訴えるために、参加者はそれぞれプラカードを肩から下げて、三々五々、経団連の正面入り口付近をシュプレヒコールを行いながら、我々の要請に対して誠意ある対応を取るように訴えた。こうした行動に公安警察は慌てて「無届けデモを直ちに止めろ!」と介入、脅迫してきたのである。経団連は私たちの切実な要請に対して無視を行いながら、警察の背後に逃げ隠れる有り様は無様である。

 集会を再開し、34年間NTTに職業病の責任を迫及して闘っている木下さん、全統一の佐々木書記長から井上眼科争議、全国一般東京南部の介護労働者組合の渡辺さんから闘いの報告を受け、金澤議長の団結ガンバロウで集会を締めくくり、4・15中央総行動の成功と、ストを配置して中小労働者、非正規労働者賃上げ実現に全力を挙げることを確認して散会した。





▼2月18日の取り組み(東京)
写真速報:なぜ「連合」しか相手にしないの?~ゴーマン「経団連」に抗議

▲写真は、全労協事務局長の中岡さん(自立労連副委員長)



(東京)