2014/01/26 京都総評 第78回 臨時大会 (決議)

2014/01/26 京都総評 第78回 臨時大会 (決議)


1/26 京都総評 第78回 臨時大会 (写真)





14春闘アピール(案)


 京都総評は、本日、臨時大会を開催し、すべての働く仲間と力を合わせて、14国民春闘勝利・京都府知事選挙勝利をめざして総決起することを確認しました。

 そして、賃上げ・まともな雇用、政治転換をたたかう労働組合の姿をすべての労働者・府民に知らせ、仲間を増やし、春闘勝利をかちとることを呼びかけました。

 14春闘は、賃上げで懐をあたためてくらしの再生と地域経済を浮揚させる共同の道を歩むのか、それとも財界・多国籍企業がグローバル競争力を高め、いっそうもうけをため込み、その犠牲に労働者・国民がなる道なのかのするどい対決の下でたたかわれます。 13春闘以来のたたかいと国会論戦を背景に、「ベースアップ」が政府の政策課題とされ、賃上げが景気回復のカギであることが共通認識となるという攻勢的情勢となりました。しかし、財界も政府も、あくまで大企業支援であり、直接、非正規労働者を含むすべての労働者の賃金改善・均等待遇や中小下請け企業へお金をまわすことを考えていません。そして、消費税増税社会保障の改悪でいっそうの国民負担をねらっています。まさに、賃上げで暮らしの再生と地域経済の浮揚の道を力をあわせて開くのかどうかの正念場です。

 14春闘で私たちは、雇用形態のいかんにかかわらず、生活改善につながる積極的な賃上げを求め、「だれでも月額15000円以上、時間額100円以上の賃上げ」を要求してたたかいます。

 大企業の行き過ぎた貯め込みを労働者と下請けへまわさせ、すべての労働者にまともな賃金を保障し、安定した雇用と均等待遇を実現する政策を求めます。

 労働者派遣法改悪をはじめとする労働法制改悪、「解雇自由」「残業代ゼロ」など働くルール破壊を許さず、ディーセントワーク(働きがいのある人間らしい仕事)の実現をめざします。すべての争議の勝利解決をめざして団結してたたかいます。

 広範な府民と力をあわせ、消費税増税中止、社会保障改悪反対、原発再稼働反対、TPP交渉からの撤退、秘密保護法撤廃、Xバンドレーダー基地撤回、憲法を守れ、などのたたかいをひろげて暴走政治と対決するとともに、京都府知事選挙で「京都から世直し」「ひといのち輝く京都」へ府政転換をめざします。

 「今こそすべての労働者の賃上げで、暮らしも地域の経済も底上げを!」「STOP!暴走政治。憲法を職揚と社会に生かそう!」「知事選挙勝利でいのちと暮らし、雇用と地域経済を守る府敏を!」「春闘勝利への共同を広げよう!組織拡大で働く仲間に労働組合を!」をスローガンに、14春闘を総力でたたかうことを宣言するものです。

2014年1月26日
京都総評第78回臨時大会


 
京都総評第78回臨時大会特別決議(案)
 
 「日本で一番、働きやすく暮らしやすい京都」をめざし、府政転換、安倍暴走政治に審判を!
 
 
 
 安倍内閣は、12月6日に、国民の反対・慎重審議を求める声を踏みつけにして、秘密保護法を強行成立させ、通常国会で、憲法解釈を変更して集団的自衛権の行使に道を開くなど、「戦争する国」へと強引に引き込もうとしている。
 
 しかし、このような動きに対して、国内外から批判が高まっている。安倍首相の靖国神社への参拝に対して、中国・韓国のみならず、アメリカからも「失望した」との声明が出された。さらに、1月19日の沖縄・名護市長選挙では、辺野古への基地移転反対を掲げる稲嶺氏が大勝し、金と権力によるアメリカ軍基地の押し付けに対して、名護市民はキッパリと反対の意思を表明した。
 
 労働分野では、派遣労働の永久化や残業代ゼロ、解雇自由をねらう労働法制の改悪をするとし、暮らしでも、4月からの消費税増税や年金の改悪、高齢者の医療費負担の引き上げなど、10兆円に及ぶ国民負担が押し付けられようとしている。安倍政権のうたい文句である国民所得の向上と不況打開の道とは真逆の方向に走り出していることに、増税反対の声が広がっている。
 
 私たちは、安倍政権の暴走政治と真正面からたたかうことを14春闘の重要な柱とすることを決定した。同時に、国政選挙が3年間行われない中で、京都府知事選挙のたたかいは、安倍政権の暴走をSTOPさせる上で重要な意義を持っている。
 
 現京都府知事は、全国知事会の会長として、地方から安倍内閣の暴走に手を貸してきた。また、3期12年間で、京都府は、11,029件の事業所が減少し減少率は全国1位、非正規雇用の比率は全国ワースト3位、貧困率は全国平均の1.3倍と、京都経済は大きく落ち込んだ。一方で、原発の再稼動を容認し、丹後のアメリカ軍Xバンドレーダー基地建設を容認した。さらに、道州制推進の立場に立ち、京都府滋賀県の合併まで口にしている。京都府政の転換は、待ったなしとなった。
 
 私たちは、尾崎さんとともに憲法が生かされる京都府政を実現するとともに、安倍政権の暴走に審判を下し、沖縄・名護市に続いて、京都から新しい政治の流れを生み出すために全力を挙げることを呼びかけるものである。
 
 
2014年1月26日
 
京都総評第78回臨時大会




(京都)