8/3 高浜原発現地視察ツアー/ 高浜原発への申し入れ 宇治・城陽・久御山



2013年8月3日

関西電力株式会社 
 社長  八木誠



原発なくそう宇治の会 連絡先 池内光宏 水谷修
          原発ゼロをめざす城陽の会 代表 竹本修三
          脱原発久御山の会     代表 北村信二



関西電力高浜原発を再稼働しないことを求める申し入れ

貴職におかれましては、昼夜を問わす電力供給に尽力されていることに敬意を表するものです。

さて、東京電力福島第一原発事故は、未だに事故原因や事故後の状態も解らず、汚染水が増え続けるなど収束はでき得ていません。原子力発電が、人類と共存できない危険な発電装置であることがあきらかです。そうした中、御社は高浜原発の再稼動のための新規制基準に基づく安全審査を申請しました。これは断じて容認できません。

 御社は、すでにプルトニウム・ウラン混合酸化物(MOX)燃料20体を搬入し、プルサーマル発電に使おうとしています。プサーマル発電そのものが危険で経済的でもない発電システムであるにもかかわらず、核燃料サイクルのために高浜原発で利用しようとすることは許されません。

 御社は、海底活断層「若狭海丘列断層」の長さを38キロとし、想定する最大規模の「基準津波」を2・6メートルと評価していました。しかし、福井県の評価した「同断層」の長さは90キロで大きな開きがあります。また福井県の予測では、高浜原発で想定される津波の高さは3・74メートルとなり、敷地の高さ3・5メートルを上回っています。このように県の評価・予測と比較した範囲だけでも、津波対策も不十分であると言えます。

 事故時に排気して原子炉格納容器の圧力を下げる「フィルター付きベント設備」も未整備です。

 よって御社におかれましては、高浜原発の安全審査の請求を取り下げるとともに、大飯原発の稼動を中止し、すべての原子力発電所を即刻廃炉にすることを強く求めるものです。




(京都)