東横インで組合加入 全労協新聞 2012年10月号 4面

全労協新聞 2012年10月号 4面



●全国一般東京労組フジビグループ分会
フジ製版が破産で全員解雇
一〇〇人で緊急抗議集会

 
全労協全国一般東京労組フジビグループ分会は、東京の下町荒川区にある印刷会社富士美術印刷 (フジビ)と、その子会社フジ製版からなる「フジビグループ」に働く労働者による合同分会です。
 
九月十四日、退社時刻を過ぎた午後六時過ぎ、経営の不審な動きに泊まり込み体制を準備していた組合員たちの前に、フジ製版の田中健会長と息子の尚慈社長が、弁護士三人を伴って突然職場に現れ、「本日東京地裁の破産手続き開始が決定され、フジ製版株式会社は破産・倒産、従業員十八人は即日全員解雇」を通告しました。
 
フジ製版は、創業九五年になるフジビの子会社として四五年、バブル崩壊後の長期不況のなかでも借金はほとんどせず、破産の負債総額約八、〇〇〇万円のうち約七、〇〇〇万円が労働債権、そのほとんどは社員の退職金です。到底、破産に至る状態とは言えません。多くの個人資産を持つ億万長者の田中一族の親子は、自らの資産には全く手をつけず、社員に一方的なツケだけを残して「盗亡」をはかったのです。
 
二四年前に数々の不正・犯罪行為が発覚し組合結成の原因を作った田中健は、その後も乱脈な経営を続けた挙句、乳飲み子を抱える組合員もいる従業員たちを切り捨てたのです。このような、地域の資産家田中一族の暴挙を断じて許すことはできません。
 
同じ田中一族によって経営されている富士美術印刷(フジビ)は、事実上の親会社としての責任も果たさず、業務の継続を求めるフジ製版の組合員を、これ幸いと社外に追い出そうとしています。この倒産は、田中一族による資産確保と組合つぶしの偽装倒産と言わざるを得ません。
 
フジビグループ分会は、旧フジ製版経営者親子の悪辣な労働債権踏み倒し・資産持ち逃げを許さず、フジビに対しては親会社としての経営責任に基づく雇用確保を求め闘う決意です。九月二十一日昼休みに、緊急抗議集会を開催しました。当日の抗議集会には、東京東部全労協をはじめ、東京労組、荒川区労評など地域の仲間たち約一〇〇人が結集して、フジビ社前抗議集会を成功させ、闘う決意表明を行う組合員たちを激励しました。全国の明日をもしれない不安な活を送る中小零細企業で働く労働者たちのためにも、この闘いは勝利しなければなりません。フジビグループ分会の闘いへのご支援をお願いします。
 
 


●ユニオン北九州
東横インで組合加入

 
 
東横イン北九州空港店と博多駅南店で組合加入。
 
空港店は、支配人補佐に加えてフロントさんが加わり二人になりました。博多駅南は、メイクさん二人です。空港店は、西田オーナー・平田執行役支配人と小林支配人によるパワハラ行為によって「病気」となり休職したTさんが、その責任を求め団交が行われていますが、事実確認の期間を休職期間の延長をもって行う事を会社は拒否し、退職を強行しました。さらにフロントMさんへも不当解雇を強行。Mさんは組合に加入して闘うことになりました。博多駅南店は、差別的な仕事の割り振りと賃金の一方的引き下げ、支配人のパワハラです。八月一日第一回団交において、仕事の割り振り問題は会社が改めることを約束。パワハラ支配人は退職をしてしまいました。
 
九州は、中津駅前を含め三店舗に組合ができました。
 



(F)