全労協/ 関西生コンを支援する会結成 / 新聞 2019年5月号

全労協関西生コンを支援する会結成 / 新聞 2019年5月号




●関西生コンを支援する会結成
組合活動弾圧に反撃と支援拡大を

四月十五日、参議院議員会館において「関西生コンを支援する会」結成総会が開かれた。直前の十一日に、全日本建設運輸連帯労組関西地区生コン支部の武建一委員長、湯川裕司副委員長が逮捕(三度目)される状況での支援する会結成であった。

関西生コン支部への弾圧は、ストライキやビラ配布などの労働組合活動が「威力業務妨害」「恐喝」などとされ、昨年来からのべ五八人が逮捕、うち四三人が起訴され現在も九人が長期勾留されている。呼びかけ人の宮里邦雄弁護士は「弾圧の規模、組合脱退を執拗に強いる捜査のやり方といい、かつてない異常な弾圧だ。一八七〇年代のイギリスで猛威ふるった団結禁止法の再来ともいえる。法的にも政治的にも社会的に支援を広げる必要がある」と訴えた。

弁護団の位田浩弁護士からは、団結権、団交権、団体行動権を保障している憲法二八条、正当な組合活動は刑事罰対象にされない労働組合法もないがしろにする警察・検察の弾圧を厳しく糾弾した。渡邉洋全労協議長、渡辺啓二全国一般全国協議会書記長、須田光照全国一般東京東部労組書記長も連帯発言を行った。支援する会(事務局東京都千代田区神田駿河台3―2―11連合会館フォーラム平和・人権・環境内)では、緊急署名とカンパなどの取り組みを呼びかけている。