10・29東京総行動 / 全労協新聞 2021年12月号

10・29東京総行動 / 全労協新聞 2021年12月号

 


10・29東京総行動

労働運動活性化ヘ
争議団が元気に闘う

 

 十月二十九日、第一七五回東京総行動では十一カ所の社前集会と申し入れ行動が取り組まれました。総務省前でのスタート集会では、東京全労協議長の大森代表が、コロナ禍で停滞している労働運動を活性化していくために、争議団が元気に最前線で闘うことが必要であり、勝利を目指して最後まで闘い抜こうと訴えました。

 厚生労働省前の薬害救済行動には「カルテがないC型肝炎訴訟原告団」が群馬・新潟から上京しました。厚生労働省に対して、患者原告としての苦しみと薬害被害対応を放置して被害拡大させた責任を糾弾し、その責任を取るように心の底から強く訴えました。上智大学前では、パワハラと不当解雇された当該が怒りの訴えを行ない、日本製鉄前では、戦後補償・徴用工問題で、早期解決を強く要求してきました。

 JAL本社前では、経営陣が解決していきたいと公の場で発言していながら、不誠実な労務対応を繰り返し行っていることに全員で抗議してきました。シグマテック社前では、偽装請負解雇の抗議集会を行いました(総行動後の十一月四日大阪高裁で地裁判決を覆し、全面的勝利判決が出されました)。

 サンケン電気東京営業所前では、企業閉鎖全員解雇の責任追及と、不当刑事弾圧による尾澤氏の早期釈放を求める集会となりました。

 三井不動産ニチアスの二力所では、アスベスト被害救済を申し入れました。東京都庁前では、労災問題の解決に向けた集会を行ってきました。

 最後に合流して、トヨタ東京本社前でフィリピントヨタ労組の解雇・団交拒否問題での全面解決要求と、東京全労協寺嶋事務局長か一日行動の総括的な全体報告を行い、一日行動を終えました。
(東京全労協 議長 大森進)