静岡県共闘 「コロナに負けるな」 / 全労協新聞 2021年5月号

静岡県共闘 「コロナに負けるな」 全労協新聞 2021年5月号 

 


#全労協 

 

 

コロナ下で働き闘う労働者・労働組合

 

静岡県共闘

「コロナに負けるな」合言葉に相談活動


 昨年三月静岡県内で初めてコロナの感染者が発生して以降、静岡県共闘・中部地区労・県ユニオンネットは、「コロナに負けるな!」を合言葉にいくつかの行動を取り組みました。

 昨年の六月と九月、コロナ関連に悩む人たちに適切な行動を訴える街頭宣伝を行い、日本労働弁護団が作成した「コロナ感染症に関する労働問題Q&A」を希望者に配布した。

 今年は一月二十三日と四月三日には、しずおか労働相談センターに担当者を配置し、街ゆく人たちに「解雇・休業電話相談の受付」を呼び掛けました。

 昨年八月に実施した労働局交渉で、非正規労働者が派遣切りされている実態を訴え、新しく出されている施策について意見交換をしました。しかし、一向に改善されないことから三月十八日、静岡県における労働者の解雇・雇止めの実態と生活を支える支援の活用状況、技能実習生及び外国人労働者の解雇の実態及び生活を支える支援について意見交換を実施しました。

 しかし、コロナで苦しむ多くの人たちの声がなかなかユ二オンにたどり着かない、私たち相談を受ける側もコロナ関連の制度に対する知識不足で、相談者への的確な対応ができきれていないといった実態があります。

 そこで私たちは四月十日。「コロナに負けない対話集会」を開催し、静岡県弁護士会新型コロナウイルス関連問題対策チームメンバーの植松真樹弁護士に「コロナウイルス関連で悩んでいる方の支援について」講演をしていただき、外国人労働者の相談に通訳として関わってくれている、ユニオンネットの協力者二人からコロナ禍で働く人の実態が報告され、会場からも質問や意見が出されとても有意義な集会となりました。