阪神合同労組 / 全労協新聞 2020年8月号

阪神合同労組 / 全労協新聞 2020年8月号

 


コロナ禍に地域・職場で奮闘する全国の仲間たち 


 

全国一般全国協阪神合同労組


二件の団体交渉を
同時並行で行う

 

 フリーダイヤルからの労働相談は十件を超えました。電話相談だけで終わるケースが多いのですが、今回二件の団体交渉が同時並行して行うことになりました。

 

 リゾートホテルで清掃員として働く派遣労働者の女性です。お孫さんが四月一日帰国されたことを五月十五日職場の同僚に話したことから始まります。当然お孫さんは二週間の隔離とPCR検査を受け陰性でした。その後もご家族に何の変化もありません。一ヵ月半も経たのに、それを知った上司が組合員への二週間の休業を言い渡してきたのです。当人が拒否するとそこから数々の嫌がらせやパワハラ、そしてシフトが大帽に減らされたのです。これでは生活できないと相談かあり団体交渉を求めていきました。会社側の弁護士は休業補償や継続雇用を認めていますが、パワハラはないとの認識です。今でもパワハラが続いています。

 

 長年保育土として働いていたパートの女性は、娘さんが同系列の保育園に採用されました。当然親子で職場のことを話し合います。それが「業務上知り得た情報や個人情報にあたる」として「公開しない」との誓約書を書かされ、パワハラが始まりました。パワハラに抗しきれす保育園をやめた今も執拗に「退職後の情報の取り扱いに関する誓約書」を迫ってきます。本人はなにがなんだかわからず侮しい思いで相談があり、早速団体交渉の申し入れを行いました。

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