全労協/ 12・9JAL本社行動 / 新聞 2020年1月号

全労協12・9JAL本社行動 / 新聞 2020年1月号

 

 

12・9JAL本社行動

早期解決を迫る

 

 二〇一九年末でJAL解雇争議は十年目に突入する。その前に解決を求めて、JAL争議団と各地で支援の仲間は闘ってきたがJALは未だ決断していない。両組合は社長出席の団交開催を求めている。十二月九日は二〇一〇年に整理解雇の通告を行った日だ。年末まで二十日余り解決の決断は待ったなしと多くの仲間が駆けつけた。

 

 支援共闘共同代表の南彰MIC議長が「日航は争議解決ができない恥すかしい状況で、東京五輪スポンサーが務まるのか!」と開会挨拶。乗員組合永井委員長は、職場アンケートで会社か誠実に対応していないとの回答が九〇%もあることを紹介し、争議解決をして信頼関係を取り戻すよう求めた。CCU古川委員長も整理解雇以降五六六〇人もの新規採用をしながら一人も解雇者を戻さないJALの姿勢を非難。山口乗員団長、内田客乗団長も怒りを込めて年内決断を迫った。共同代表全労連小田川議長が年内解決を求めて労働組合の交渉を後押しすると決意を語った。

 

 共同代表の全国港筒糸谷委員長、全労協中岡事務局長を先頭のJAL要請行動には相変わらず玄関前での酷い対応を続けた。参加者は六五〇人のぼり旗は一三九本が林立した。乗員団交で会社代表は、組合の力で外部の運動を止められないかと発言したという。運動は確実に効いている。